本記事はAnthrotech Advent Calendar 2025の24日目の記事となります。
はじめに
ハッキングのスキルを身につけたいが、どこから勉強すればいいのかが分からない。そう思ったことありませんか?
なぜハッキングを勉強するのかというと、攻撃者が何をしてるかが分かったら、防御方法も分かるのです。
勉強するためのリソースは以下を紹介していきます。
PicoCTF
ウェブサイト:https://play.picoctf.org/
セキュリティ業界でよくCTF(Capture the flag)というチャレンジがあります。名前通り、CTFの目的はある隠れた情報「フラグ」を取得するのです。このフラグを取得するために、ハッキングのスキルが必要です。
PicoCTFは簡単なチャレンジが多く、多くの人のハッキングへの第一歩となります。私もPicoCTFから始めました。まだハッキングしたことない方もPicoCTFから始めるのがおすすめです!
Root-me
ウェブサイト:https://root-me.org/
Root-meはPicoCTFと同様に、様々なチャレンジがあって、簡単な問題から難しい問題まであります。私は過去にセキュリティエンジニアのインターンに参加するために、Root-meの問題を何問か解いてから面接を受けたことがあります。
Try Hack Me
ウェブサイト:https://tryhackme.com/
Try Hack Meはe-learning型のサイトで勉強できるプラットフォームです。自分で試したことないですが、よくHack The Boxより優しいと言われます。名前通り「ハックしてみてね」という感じです。
Alpacahack
ウェブサイト:https://alpacahack.com/
Alpacahackは日本のCTFプラットフォームです。最近Daily Alpacahackという、一日一問を解いていく形のページがありますので、少しずつ問題を解いていきたい方にはおすすめです!かなり難しい問題もありますが、初心者向けの問題もありますのでぜひやってみてください!
pwn.college
ウェブサイト:https://pwn.college/dojos
pwn.collegeもセキュリティを勉強するためにいいプラットフォームの一つです。自分であまり使ったことないですが、半分e-learning半分チャレンジ的な感じです。最近コンテンツ増えたらしいです。
Hack The Box (Labs)
ウェブサイト:https://app.hackthebox.com
easyでもげきむずの可能性がありますので、初心者に優しくないプラットフォームです。Hack The Boxのラボ環境では、脆弱なサーバ(Box)が多くあって、そのサーバを乗っ取るのが目的です。
サーバを完全に乗っ取るためには権限昇格が必要なので、Hack The BoxはすべてのBoxにユーザフラグ(/home/username/user.txt)とルートフラグ(/root/root.txt)があります。ユーザフラグを読めることは、サーバの一般ユーザと同様の権限を持っていることで、ルートフラグを読めることはルート権限を持っていることの証明です。
Hack The Box (Academy)
ウェブサイト:https://academy.hackthebox.com
Hack The Box Academyはe-learning型のサイトで、様々なコースがあります。最近はAIやLLMについてのコースも追加されました。Hack The Box Academyのコースの内容はすごく細かいところまで説明してくれます。特定のコースをクリアしたら資格試験も受けれます。Hack The Boxの一番有名の試験はCPTS(Certified Prenetation Testing Specialist)という試験で、受験期間が10日間です。かなり難しい試験ではありますね。
終わりに
いかがでしたか?ハッキングを勉強するにはこれらのリソースを使うと、ハンズオン型で勉強できますので、実際に活かせるスキルを身につけます。勉強したら普段ウェブ開発とかで使わないツールとかも使う可能性もありますので、それらのツールも活かしてウェブテストやCTFなどで使っていきましょう。この記事だけでは全部のリソースを紹介できませんので、他のリソースも探して見てください!ハッキングを勉強しようとする人は頑張ってください!